ワンちゃんネコちゃんのマグネシウムを敵視している方へ
マグネシウムを敵視していませんか?
ナトリウムの時と同じような事を言うようですが、マグネシウムだって体で大切な働きを担っています。
マグネシウムが不足すると、牛や馬ではグラステタニーといって、痙攣発作等を起こします。
ワンちゃんでも一部の報告によると、てんかん発作がある子に、マグネシウムの強化のみ、投薬無しで発作が軽減したという報告があります。
では、そんな大切な栄養素であるマグネシウムは、なぜ敵視される存在になってしまっているのでしょうか?
尿結石症の名前に注目して考察してみましょう。
ストルバイトという尿にできる結石の、正式名称は「リン酸アンモニウムマグネシウム」で、
マグネシウムが構成成分のひとつですので、マグネシウムを制限した方がいいんだ!と言われることがありますが、
ストルバイト尿結石ができる主な原因は感染症です。
そして、ストルバイト溶解しやすさ(RSS)に最も影響するのは飲水量です。
フードの成分表を見比べて、マグネシウムが少しでも少ないフードを選ぶ、という選び方をされることがありますが、
実はそれはそんなに意味はありません。
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